« 65-残されし北側-8 | トップページ | 腐葉土を作ってはみたが…4 »

2009年10月26日 (月)

FRP剥離剤で悩む

■以前白状した様に今のところ私のFRP人生は芳しくない、型を抜くときにマスターが無事だった事が無いのだ。そんな私が今までで一番の大物にチャレンジしてしまった、いや、いまっている、アレ?、してしまっている。

Dscf6925_2 Dscf6938 

 大きく背中を押したのは「ウレタン吹いてから積層すれば大丈夫」と言う、アノ会社の社長さんのお言葉。そうか確かに脱脂不十分な塗装は剥がれの元、その一層があればFRP樹脂がワックスを突き破る事なくスムースな剥離が出来そう。画像のテストピースはいかにも溶剤に弱そうなABS材の物で、右半分に2液性ウレタンクリヤーを吹いてある。

Dscf6941 Dscf6942

 よ~しコレで「ぱっかん」だな、とヘラを入れるも予想を裏切る食い付きぶり。何とウレタンクリヤーがワックスを越えテストピース表面を侵食している(画像左)。これならノーウレタンの方(画像右)がマシであるが、それとて結構な食い付きで今回の様な大物では無理であろう。ちなみに使用ワックスは、良好な剥離生活がエンジョイ出来そうなフッ素配合のモノ(カー用品)である。

Dscf7001 Dscf7002

 実際のところマスターの表面は2液性のプラサフで固められているし、捨てウレタンはもっと薄く吹けば良いのかも知れないがチキンな私はビビッてしまった。そこで一度以前(つまり失敗した時)の状態を再現してみる。これはある模型メーカーの離形剤と離形ワックス(たぶん工業製品を小分けにしただけのモノ)で、20年以上も昔の物だったが剥離は出来た。しかしそれは既に塗布されていたフッ素配合ワックスのお陰かも知れないし、剥離には結構な力が必要だったのでやはり大物には無理がある。

Dscf6998 Dscf6999

 そこで私はホームセンターを徘徊し、台所のお掃除コーナーで「換気扇リパック」なるものを発見した。これは予め換気扇の羽根に塗っておき汚れたら膜ごと剥がすと言う、形成された膜はちょうど「サランラップ」の様な感じだ。せっかくツルツルに仕上げたマスター表面に刷毛で塗布すると言うのもナンセンスなので、燃料用アルコールで希薄し吹き付けた。

Dscf7000 Dscf7014

 だが吹き付けた表面には全く艶が無く(つまりその艶無が製品に転写される)、比較用に半分は刷毛で塗布した。剥離に関しては非常に良好でまさに「ぱっかん」状態、今までの剥離歴の中でダントツの1位である。製品表面はスプレー側はやはり艶が無くサラサラした感じ、刷毛側は思っていたよりずっと刷毛目は気にならなかった。

 「だからどうした」 って?
 ぁぁぁあああっっ(((((;゚Д゚))っっ
 またコンナもん作っちまった・・・_| ̄|○

ところが肝心のマスターに異変が、、、。

******************** 2012/01/25追記 ********************

この記事へのアクセスが結構有る様なので追記します。今の剥離方法から見るとこの頃は全然ダメダメで、この記事の通りにやるとこんな悲しい結末となります。実はPVAには賞味期限が有って、新しいPVAを使えばこんな感じで抜けます。また離型専用のボンリースと言うワックスとの併用で、ほぼ完璧に抜くことが出来ました。なんの事は無い、王道を行けば良かったのです…。で、遠回りをしてやっと辿りついたモノがコチラ完成した姿はコレです

|

« 65-残されし北側-8 | トップページ | 腐葉土を作ってはみたが…4 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/108074/46576978

この記事へのトラックバック一覧です: FRP剥離剤で悩む:

« 65-残されし北側-8 | トップページ | 腐葉土を作ってはみたが…4 »